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精神科医と臨床心理士の違い


 よく「精神科医と臨床心理士ってどう違うの?」って聞かれることがあります。簡単に言えば、「精神科医は医師で薬は出せるけど、臨床心理士は心理士なので薬は出せません。」ということになりますが、詳しくはどう違うのでしょうか。以下で、少し詳しく精神科医と臨床心理士の違いについて紹介します。


精神科医

 心療内科医も神経科医も神経内科医も、簡単に言えばほぼ同じです。「精神科」は昔からの否定的イメージが強いため、あえて他の名前にしていることも多くあります。ここでは全部合わせて「精神科医」と呼びます。
 精神科医は当たり前ですが医師です。薬の投与ができ、健康保険が適用されます。精神療法(心理療法)ができる医師もいますが、一番の専門としては本来「こころの治療薬」の投与なのです。精神科医の診察では、患者が多くいるため、1人の患者につき「5分〜15分程度の話を聞いて投薬して終わり」となってしまうことが多くあります。「話なんか聞いていらないから薬だけ欲しい」という方にはいいかもしれません。


臨床心理士

 教育課程でいうと、医学部が6年間あるのに対し、心理に関する学部は4年しかありません。ですが、臨床心理士を取るためには指定大学院(2年)に行く必要があり、この大学院の2年間で心理面接(カウンセリング)や心理検査を学びます。医師ではないので、薬の投与はできませんが、心理療法や心理査定(心理検査など)を専門としていますので、医師より長い時間接するのが特徴的です。多くは1回あたり50分程度をかけます(初回面接は長いことが多い)。「薬よりもじっくり話を聞いて欲しい」という方にはいいかもしれません。


注意
 「話なんか聞いていらないから薬だけ欲しい」という方も、精神科医から見て薬は必要ないかもしれませんし、心理療法がむしろ必要なことだってあります。「薬よりもじっくり話を聞いて欲しい」という方も、実際には薬との併用がいいかもしれませんし、心理療法はやめた方がいい場合もあります。また、身体的な原因から、うつのようになっていたりすることもありますので、まずは一度医学的検査を受けた方がいいことも多くあります。
 またその場合、うまく他の機関(臨床心理士からすると特に病院)への連携ができることも、かなり重要になってきます。本当に良いカウンセリング機関にあたれば、もし病院で検査をした方が良い場合もスムーズに連携してもらうことができます。